道具箱寄贈

ひでじいの畑の幕が下りてから、もう1か月近くが過ぎようとしています。

畑の野菜たちは跡形もなくなってしまいましたが、一緒に雨風を耐え抜いた道具箱(兼いす兼机)は新しい舞台で大活躍中です。

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その舞台を提供してくださったのは、介護付有料老人ホーム・アルプスの杜「綾瀬」。石原さんのご紹介です。

まるでこの道具箱のためにあったかのようなぴったりのスペースで、大変喜んでいただけました。皆で心を込めて色を塗った箱だったので、これからも誰かの役に立つことができてうれしいです。

「綾瀬」の皆様どうもありがとうございました。

ユーリ

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ひでじい、ありがとう。

ヒルサイド最後の週末9月26・27日は、待ちに待ったひでじいの畑の大収穫祭!

畑に残っている野菜を全て収穫し、何回かに分けて100人くらいずつのお客様にプレゼントしました。

Yaoya

同じ野菜でも、こうして袋詰めして箱に入れるとまるで本当の商品のよう。ひでじいもすっかり八百屋さん気分でうれしそうです。野菜を配る時は毎回、30分以上も前から畑には長蛇の列ができ、ひでじい人気を改めて実感しました。

収穫祭の中でもお楽しみは、この時に初めて土から掘り起こされた野菜たちです。収穫には時期が早過ぎかと思いきや心配ご無用。ちゃんと立派に実がなっていました。

お味噌をつけて酒の肴に・・・Y150の数字を鮮やかに形作っていた生姜。

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鍋でぐつぐつあったか芋煮に・・・背の高い巨大な葉っぱを茂らせていた里芋。

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皮を剥いてしゃきしゃきサラダに・・・おそらく畑で一番珍しがられていたヤーコン(味見すると、りんごとなしの間のようなほんのりとした甘さでした)。

Yacon

すりおろしてねばねばとろろに・・・ハート型の葉っぱで緑の壁を築いていた山芋。

Yamaimo

食べる実の他にも、その場でポットに株分けしたいちごの苗や里芋の葉っぱなど、配れるものはできるだけ配りました。

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最終日の畑は本当にてんやわんやで、ひでじいとこの日集まったメンバー3人だけではとても手に負えなさそうな状況でしたが、会場スタッフの皆様や他の創発プロジェクトメンバーの皆様が助っ人に駆けつけてくれたおかげで、畑の収穫祭は大成功を収めました。

外に出してあった黒板には、いつの間にかこんなメッセージが残されていました。

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ヒルサイド開幕から86日間。ひでじいの畑は、誰に説明されるでもなく子どももおとなも楽しめる発見の場であり、誰に呼ばれるでもなく自然と人が集まってくる憩いの場でした。そこに行けばいつでも会えるひでじいの優しい笑顔と野菜たちの生き生きとした姿に、来る人来る人が元気をもらったに違いありません。

そんな畑の幕を閉じるにふさわしく、ひでじいは最後にその努力を讃えられて市長から表彰を受けました。大勢の人たちの前で堂々と挨拶するひでじいを見て、私はひでじいのことを誇りに思うと同時に、このプロジェクトに関われたことを心からうれしく思いました。

2年前から準備を始め、この5カ月間は毎日朝早くから畑に出て活動を続けてきたひでじい。本当にお疲れさまでした。そして、たくさんの発見と出会いと元気をありがとう。

ヒルサイドの「ひでじいの畑」がなくなっても、ひでじいの畑はまだあります。ここで学んだことを生かしてひでじいは横浜で家庭菜園を続けるでしょうし、ここに来たことをきっかけに自分で野菜づくりを始める人もいるでしょう。何より、畑を通じてできたつながりはこれからも続きます。

収穫祭は「ひでじいの畑」のクライマックスではなく、プロローグに過ぎないのかもしれません。

ユーリ

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予告☆収穫祭

ヒルサイド最後の週末、土曜日と日曜日の2日間で、ひでじいの畑大収穫祭を開催します。

畑の中にあるものはぜ〜んぶあげます!

お楽しみに!!

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敬老の贈り物

Present

「敬老の日の週には、お年寄りに何か配る企画をやりたい。」

年を取っても楽しくできる家庭菜園を実践しようとヒルサイドで畑を耕すひでじいが、イベント開幕前からこだわり続けてきたのが、このお年寄りの方々を対象とした企画です。

いろいろ頭を悩ませた結果、敬老のお祝いとしてプレゼントすることにしたのはいちごの苗。

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収穫した野菜は食べておしまいですが、いちごの苗ならちゃんと世話をすれば毎年甘くておいしい実をつけてくれます。これからも元気で長生きしてください、というひでじいの想いがこもっているようです。

さらにちょっと調べてびっくりしたことがありました。なんと、いちごの花言葉は「尊敬、愛、幸福な家庭」だそうです。知っていたのか偶然なのか、さすがひでじい! まさに敬老の日のお祝いにぴったりのプレゼントを選んだと思います。

連休中は毎日5千人を超えるお客様がヒルサイドを訪れ、ひでじいの畑でも、いちごの苗500本を順調に配り終えることができました。苗の一つ一つには、ひでじい自らがA5サイズにまとめた「いちごの育て方」を同封しました。

Handingout

苗をお持ち帰りになった方々が、それぞれの庭やベランダで元気ないちごを育て、果実だけでなく伸びた株をご家族や友人と分け合い、ひでじいの畑の思い出が広がっていけば素敵ですね。

ユーリ

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畑ラストスパート!

もうすっかり秋の風が吹くヒルサイド。なんだかとても信じられませんが、ひでじいの畑最後の1週間が始まりました。連休と重なっていることもあって、今週は一段と多くのお客様に畑を楽しんでいただけそうです。

今日、2週間ぶりに畑に出てみると、ひでじいはいつもよりさらに元気はつらつとして、来る人来る人に話しかけていました。私がいうまでもないですが、このまま最後まで盛り上げていきましょう!

畑ではこの連休中(18〜23日)、いちごの苗を毎日100個、敬老の贈り物として65歳以上の方々にお渡ししています。

いちごはバラ科の多年草で、「ランナー」とよばれる地面を這うツルを伸ばして殖えます。ランナーの先の方には「クラウン」という新しい株の元となるものが形成され、そこから葉、根、花芽、新しいランナーが生長します。下の写真の○で囲んだところがクラウンです。

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苗を作るときは、親株から伸びるランナーのクラウンを土に浅く固定して根付かせ、子株がある程度大きくなってから親株と切り離します。クラウンを土に埋めてしまうと生長が止まってしまうので注意。1番目の子株は親株の病気が移っているかもしれないので、苗としては2番目からの子株を使うと良いそうです。

これは7月26日に作り始めたいちごの苗です。向かって右側のポットの株はまだ1cmくらい。

Strawberryrunners

それが1か月後にはこうなりました! 後ろから這い出しているランナーに隠れてちょっとわかりにくいのですが、ものすごい生長ぶりです。

Strawberry1

本当に、放って置くとランナーがポットをはみ出してどんどん伸びていきます!

Strawberry2

いちごは春に花を咲かせ実をつけますが、なんとそのためには一度「冬」を経験する必要があります。低い気温と短い日という条件のもとでないと、クラウンから花芽が生長しないからです。ただし、寒すぎるとクラウン自体が冬眠してしまいます。このように、寒さによって植物の中に起こる変化のことを「春化」といいます。

自然状態では、いちごが収穫できるのは春だけですが、夏場に苗を高冷地に移植するなどして人為的に春化させれば、秋にも収穫できるようになります。いちごを1年中食べられる秘密はここにあったわけです。

トマトやきゅうりと違って、いちごは実ができるまで何か月もかかりますが、植え替えずに毎年楽しめますし、よく殖えますし、育てるとなかなかお得な野菜かもしれません。ぜひお試しあれ♪

ユーリ

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バナナの来た道

お久しぶりです。先週末のバナナもぎ取りイベント、本当に大盛況だったようですね。畑の端から端まで行列ができるなんて! 私は残念ながら2日とも行くことができませんでしたが、用意しておいた短冊がちゃんと飾られている写真を見て、大変うれしく思いました。

さて、書こう書こうと思っているうちにあっという間に1週間が経ってしまったのですが、今回は遅ればせながらもバナナのお話を少し。

バナナは、一見「木」のようですが、実はバショウ科の「草」に分類されます。大きな葉っぱとバナナの房を支えている「幹」は、葉っぱが何層もきつく重なって棒状に巻かれたもので(長ネギの白い部分と同じ)、茎ともちょっと違うので「偽茎」とよばれています。本当の茎は土の中にあります。

バナナのふるさとは東南アジアで、人間が野生のバナナの中に偶然種(たね)のないものを見つけて栽培したのが始まりと考えられています。「バナナ」という名前は、アラビア語で「指」を意味する「バナン」が由来だそうです。なるほど、たしかに房が手のような形で生っています。

バナナには、先日畑に来た私たちが一番よく親しんでいる「キャベンディッシュ」という大きめで細長い品種の他に、モンキーバナナとして知られる「セニョリータ」という小さめの品種や、「モラード」という太めで皮が赤茶色の品種(下の写真)など、いろいろな種類があります。日本の沖縄では「島バナナ」という品種のバナナが栽培されています。

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バナナが初めて日本にやってきたのは1903年、台湾からのことで、日本で売られているバナナのほとんどが輸入物です。1960年代まで輸入先は台湾に限定されていましたが、70年代前半の輸入自由化後は、日本向けに大量のバナナを比較的安価で生産することができる巨大プランテーションがフィリピンに作られ、今ではフィリピン産バナナが輸入の90%以上を占めています(畑のバナナもフィリピンから来ました)。輸入量は毎年約100万トンで、昨年は「朝バナナダイエット」の影響で過去最高の109万トンを記録、今年も昨年と比べて輸入量がすでに3割も増えたとか・・・。日本は世界第3位のバナナ輸入国だそうです。毎週大量のバナナが専用船で運ばれてきます。

バナナといえば黄色の果実、でも日本に到着する時はまだ緑色です。熟したバナナには、もし日本に入ってくると農業に大被害を及ぼす可能性のある害虫がついているかもしれないので、法律で輸入できないことになっています。それだけでなく、黄色い状態で運ぶとすぐに傷んでしまうから、ということもあります。畑に来た「バナナの木」は特注で、ふつうはすでに小分けにされた房が箱詰めになって輸入されます。

港に着いたバナナは、まず害虫がついていないかどうかを調べる植物検疫検査を受けます。もし害虫が見つかった場合はたいてい、大きな部屋にそのバナナの荷口を積み上げ、青酸ガスを充満させて「くん蒸」消毒します。その後、残留農薬が基準値を上回っていないかどうかを調べる食品衛生検査に合格して初めて輸入が許可されます。

緑色のバナナも放っておけば黄色く熟しますが、一般的には「室(むろ)」という熟成室の中で植物の熟成を促すエチレンガスを与え、店頭に並べる時期に合わせて熟させます。バナナはそうやって私たちの食卓に届くわけです。

しかしこのバナナ、お手軽に食べられるのも今のうちかもしれません。というのは、バナナは病気に弱いからです。50年ほど前まで主流だった「グロスミッチェル」という品種は、「パナマ病」という菌の病気の大流行でほぼ全滅してしまいました。種のないバナナは地下茎から伸びた芽を株分けして殖やすので、株と株のあいだの遺伝子の多様性が非常に低くなります。それはつまり、何かの病気が入ってきた時、もともとそれに対する耐性の遺伝子がなければ、すべての株が一気にやられてしまうという危険を意味しています。パナマ病の耐性品種として「グロスミッチェル」種の代わりに開発された「キャベンディッシュ」種も、すでにパナマ病の変異体など様々な病気に脅かされています。

常に進化する自然界と、常に知恵を振り絞って病害虫に強い品種や新しい防除方法を開発する人間。農業を営む限り、この競争は永遠に続きそうです。バナナの場合はどうなるのか・・・それは?十年後のお楽しみです。

〜参考ウェブサイト〜
バナナ大学
果物ナビ(バナナ)
Wikipedia(バナナ)

ユウリ

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バナナもぎ取り体験12日・13日

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イベントの用意を待つばかりの所に、バナナ到着!!!

バナナの入っていた箱にも模様が付いていて、可愛いでしょう~

葉っぱは、井上さんのお家の鑑賞用バナナの葉をわざわざ千葉から持って下さいました。

一日目の12日は生憎の雨模様の中で、セッティングを大野さん、今野さん、保科さん、スタッフの方達で行いました。

一本に約160本なっているので、かなり重量があります。

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大人4人でやっと木にぶら下げて、今野さんの” 綱技 ”で、しっかり固定されました。

大野さんも『 ほっと一安心 』のご様子です。

スタッフの皆さんも今日のイベント成功に向けて、沢山アドバイスを下さいました。

みんなの気持ちが一つになっていましたよ!!!

10時過ぎには作業終了で、それらしく、まさにバナナの木の様になってお客様を待つばかりでした。

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ところが雨はやます、時折強く降ったりで、泣く泣く11時の会は中止に。

12時には雨でも決行すると決めて、ところが今度は12時には晴れました~~~~!!!

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30分以上前から皆さんが並び始めて、嬉しい悲鳴。

★整理券係り

★もぎ取り担当

★列の最後の終了札

★お持ち帰りの袋渡し

★熊谷さんお手製の感想用短冊渡し

其々に、慣れない作業を分担して、どうにか一回目終了いたしました。

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もぎ取り体験でしたが、意外に茎が硬くって、急遽今野さんが、鋏でチョッキンすることに。今野さんの明るい話術で皆さん笑顔になって、幹の産毛の感触も味わって・・・

  『  バナナもぎとり  』を実感!!!

  Img_6694_1_2 もぎ取った後は、こんなです。

一回50人限定で、12日は3回・13日は6回の実施

51番目の方や遅れていらした方には、次の会の時間をインフォメーションしたり、

『 ひでじいの畑 』始まって以来の、大きなイベントに、スタッフ一堂ワクワクドキドキハラハラでしたが、楽しいイベントになりました。

遠い千葉から応援に駆けつけてくださった井上様は、御家族皆様でいらして戴き、感謝感謝です。

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2日間のイベント終わって畑には、ご参加された皆様が書いた感謝の

『 短冊の花 』 が咲き誇りました。

『 早く食べたいよ~ 』と書いた子もいましたが、バナナの食べ頃は下の写真の6か7の頃だそうで、ちなみに青いバナナは天ぷらにすると甘さが増して美味しいそうです( 井上さんより )

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最後に

畑のスター『  ひでじい 』の畑のイベント最初のご挨拶の勇姿と2日目のバナナの木の様子をアップいたします。

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写真の二本を数えたら、300本以上ありました。

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どうぶつみっけ

この土日は、私はほとんど畑に出られず報告できることがあまりないので(野菜は台風の被害もなく順調に育っているようですが・・・)、今回は先週末に畑で見つけた動物たちのことを紹介したいと思います。

まずは、真っ白なにらの花にひらひらと舞い降りた蝶。

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イチモンジセセリ(一文字挵)といって、一見蛾のようですが、セセリチョウという蝶の仲間です。後ろ翅の裏の白い斑点が「一文字」に並んでいることからこの名前がつきました。「セセリ」は、つつく/ほじくる、という意味の「挵(せせ)る」から来ているらしく、その名の通り、ストローのような口で花をつついて蜜を吸っていました。

かなり近づいても逃げようとしないほど花に夢中(?)なその姿はとても愛らしいですが、実はこの蝶の幼虫は「イネツトムシ」と呼ばれる稲の害虫です。昼間は葉を何枚か筒状に綴り合わせて作った「つと」に隠れ潜み、夜な夜な外に出てきて葉を食べ荒らすとか。ひでじいの畑で見つけたイチモンジセセリは、きっと隣の棚田からやってきたのでしょう。

次は、畑の落花生の葉の上で見つけたこれ。

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ナシケンモン(梨剣紋)という蛾の幼虫で、ヤガ(夜蛾)の仲間です。「梨剣紋」の由来はよくわかりませんが、「夜蛾」は幼虫が夜行性であることから来ています。以前(6月)に書いた、なすの葉を食べていた「ヨトウガ」もヤガの仲間です。幼虫をつっついてもまるで反応がなかったのは、夜行性で昼間は寝ていたからかもしれません。

ナシケンモンの幼虫は、ヨトウガと違って毛がたくさん生えていて、いかにも毒がありそうな感じがしますが、実際に毒はありません。これは本当に毒のあるドクガの幼虫を擬態することで鳥などから身を守る術だそうです。私もこの毛には危険を感じましたから、人間にも十分通用しています。ただ、こちらもさすがに畑を食い荒らされては困るので、お休み中に悪いですが幼虫には落花生から離れた場所にお引越ししてもらいました。

3番目は、前にも紹介した畑の人気者。

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そう、ニホンアマガエルです。鼻から目、耳にかけて褐色の筋が入っているのが特徴で、この日は米なすの葉の上でじっとしていました。蛙の表情というのは、いつも何か考え事をしているように見えてなりません。葉を食べるわけでもないのに、なぜわざわざ網に囲まれた背の高いなすによじ登ったのか、理由があるなら聞いてみたいものです。

最後に、アマガエルも顔負け、畑で一番の人気を誇る動物です。

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その人気ゆえに網で捕らえられてしまいました・・・

というのは冗談で、カラスよけのネットで覆われた野菜に水と肥料をあげているだけです。相変わらずおちゃめなひでじいでした。

他にも、畑には色々な種類のトンボが飛びまわり、ハクセキレイという鳥もよく遊びに来ています。野菜だけでなく、動物たちにも注目してみると、畑をよりいっそう楽しめることでしょう。

ユーリ

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きになる?!バナナ

次の週末、9月12日(土)と13日(日)に、ひでじいの畑にバナナが「3本」やってきます!

3本といっても、あの細長い黄色い実が3本ではありません。

あれが160本くらいぶらさがっているバナナの植物本体が3本です!!

バナナといえば、去年「朝バナナダイエット」で注目を浴びた果物ですが、私たちがふだん目にするのは5〜6本の実がついた房の状態だけで、実際にどういう植物でどんなふうに実がなっているか、知らない人が多いのではないでしょうか?

「ひでじいの畑」プロジェクトのテーマの一つは、私たちの身近にある食べ物がどうやってできているのか考えてみよう、ということです。一見畑に無関係でも、ほとんどが外国産であるにも関わらずこれだけ日本の食卓になじんでいるバナナは、そんなテーマにぴったりだと思います。

実はこのバナナ、お客様を驚かせようと、ひでじいが家でこっそり育てていた・・・

わけではなく(残念ながら)、千葉の井上さんがあるところから特別に取り寄せた、めったにお目にかかれない代物です。

さあ気になる人は、ぜひ週末ひでじいの畑へ!!

簡単クイズに答えると、もぎたてバナナが必ずもらえます☆

ユーリ

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畑の主役といえば

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もちろん野菜です(ひでじいは監督ですから)。

ヒルサイドが開幕した時から畑の顔ぶれもだいぶ変わったので、この機に今までに登場した野菜たちの一覧表をつくってみることにしました。

そこで悩むのは、何をもって1つの野菜とするか、ということです。例えば、トマトはトマトでも、大玉や中玉やミニがあって、その中に「桃太郎」や「アイコ」という色々な品種があります。

畑にどんな野菜の何の品種が育っているか、苗をつくってくださった井上さんはもちろん正確に知っていますが、ひでじいも私も品種までは把握していないので、とりあえずここでは、生き物の分類で一番基本となる「種」という単位で野菜を数えてみます。

生き物には学名といって世界共通のラテン語の名前がついていて、「種」の1つ上の分類単位である「属」の名前と「種」の名前を並べて斜体で表します。私たち人間(ヒト)は、「Homo sapiens」つまりHomo(ヒト)属の中のsapiensという種です。ちなみに「属」の1つ上の単位は「科」で、さらに「目」、「網」、「門」と単位が大きくなり、動物と植物は「門」の上の「界」という単位で分けられています。

前置きはこの辺にして、ひでじいの畑の野菜の名前を書き出してみましょう。

* トマト Solanum lycopersicum (ナス科)
* なす Solanum melongena (ナス科)
* とうがらし Capsicum annum (ナス科)・・・ピーマンやししとうは同じ「種」ですが辛くない品種です。
* ハバネロ Capsicum chinense (ナス科)
* きゅうり Cucumis sativus (ウリ科)
* すいか Citrullus lanatus (ウリ科)
* とうがん Benincasa hispida (ウリ科)
* かぼちゃ Cucurbita maxima (ウリ科)
* にがうり Momordica charantia (ウリ科)
* ひょうたん Lagenaria siceraria (ウリ科)
* らっかせい Arachis hypogaea (マメ科)
* いんげんまめ Phaseolus vulgaris (マメ科)
* いちご Fragaria x ananassa (バラ科)・・・「x」は交配種の意味です。
* ヤーコン Smallanthus sonchifolius (キク科)
* さといも Colocasia esculenta (サトイモ科)
* やまいも Dioscorea japonica (ヤマノイモ科)
* ブロッコリー Brassica oleracea (ブロッコリー科)・・・コールラビも同じ「種」です。
* しょうが Zingiber officinale (ショウガ科)
* しそ Perilla frutescens (シソ科)
* オクラ Abelmoschus esculentus (アオイ科)
* モロヘイヤ Corchorus olitorius (シナノキ科)
* つるむらさき Basella alba (ツルムラサキ科)
* にら Allium tuberosum (ユリ科)
* とうもろこし Zea mays (イネ科)

その数なんと24種(15科)!!

このうち、すいかととうもろこしはもうなくなってしまいましたが、それでもあの小さな畑にはまだ20種以上の野菜が育っているわけですから、その世話をしているひでじいは本当にすごいと思います。

ちなみに、野菜作りでは「科」という単位が重要です。なぜなら、同じ科の野菜には同じ害虫や病菌がついたりしますし、同じ科の野菜を続けて植えると連作障害といって成長が悪くなったりします。ナス科の野菜は特に連作障害に要注意です。

さて、また少しだけややこしい話に戻りますが、生き物の分類というのは必ずしも絶対ではありません。そもそも人間が勝手に名前をつけているわけですから当然といえば当然です。植物を見てみると、今までその花の形による分類が一般的だったのが、遺伝子解析が進歩した最近ではDNAによる分類が主流となってきたようです。

生き物の分類の仕方が何であれ、大切なのは多様性です。地球には色々な生き物がそれぞれつながりあって生きています。一種の生き物だけが存在することはできませんし、もしできたとしてもそれはとてもつまらない世界になるでしょう。

人々がひでじいの畑に魅せられるのは、きっとそこに多種多様な野菜たちが育っているからではないでしょうか。

ユーリ

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